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【ひとりひとりの幸せ】
「この一週間ずっとこころがぽかぽかしていました。
 またあの日のみんなで集まりたいです。」

一週間経った今でも、そんな感想がいくつも寄せられています。

笑顔写真家かとうゆういちさんの写真とトークのイベントから
早くも一週間が経ちました。

映画やライブ、芸術に触れて灯った心の中の小さな灯が、
どれだけ長く、こころの中に灯っているのかは、
その経験のリアリティによるのでしょうね。
僕らのこころの中に、あの日灯ったものは、
ずっと消えずに、残ってくれるように感じます。

加藤さんが日本中を旅して見つけたいろいろな形の幸せや、
そして参加した皆さんの、いま幸せに感じること。
イベントは、その二つに焦点をあてて、
トークライブと交流会の二部構成にて行われました。

『しあわせは誰かと分かち合った時に初めて形になる』
かとうさんが紹介した、
映画 「Into the wild」 の言葉がこころに響きます。

人に受け入れられたとき。
甥っ子の笑顔。
自分の子供のがんばっている姿。
そして人と何かを共有できたときに。

それぞれの幸せが、まるで自分の体験のように、共有されていきます。
そこにあるのは、他の誰かのものながら、
まるで自分のもののように、リアリティのある「幸せ」でした。

プラスのエネルギーがいくつも出会って、そして分け合って、
「幸せ」がますます高まって
膨らんでいきます。
【ひとりひとりの幸せ】_a0050955_12121538.jpg
『汗をかいて生きよう』

加藤さんの言葉を思い出します。
人の心、生き方を変えていくエネルギーは、
お部屋の中で思っているだけでは
生まれてこないのかもしれません。

たくさんの人にあっていろんな話をしたい、
そう思いました。


NHKに「グラン・ジュテ」という番組がありますが、
仕事や趣味で輝いている女性を取り上げた番組で、
平凡な給与生活者の自分としてはとても憧れるのだ。
友人がそう話していたことがあります。

努力をして仕事や趣味に輝いている人たちは素敵です。
表現する側として僕らに大きなメッセージを届けてくれます。

でも。
と僕は思います。

大多数を占める僕らのような平凡な大人のあたり前の毎日は、
目を背け耳を塞いでいたいことも、この小さなふところに抱え込むことで
繰り返されていきます。
そんな毎日を僕らは知っているからこそ、
それでも日々をポジティブに、たまにへこみながらもへこたれず、
悩みを話しても人の重荷になりすぎないように笑顔を交えながら話す、
僕にはそんな友人が、
TVで取り上げられるどんな素敵な人たちとも変わらないくらいに、
輝いて見えるのです。

あたりまえの毎日の中で発信されるささやかなメッセージたちの
なんといきいきと輝いて愛しいことでしょうか。
ささやかな「幸せ」を日々生きているひとりひとりが、
あの日からますます輝いて、映るようになりました。


きっかけを与えてくれた笑顔写真家 加藤雄一さん、
中心として大活躍した主催の陽子ちゃん、
会の舵取り役をがんばってくれた司会のヒロエさん。
そして何より自分の幸せを、こころよく分け合ってくれた皆さんに、
こころからの「ありがとう」を伝えたいです。

【ひとりひとりの幸せ】_a0050955_12152884.jpg

by nowhere-else | 2011-09-13 12:17 | 音楽やイベントのこと
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